2015年04月23日

ロシアの獣人「アルマス」は実在した!!

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▲19世紀末にアブカズ自治共和国のトキナ村で人間と暮らしていた、メスの獣人「ザナ」の似顔絵。

人間の子を産んだメスの獣人「ザナ」

 ロシア北部のコーサカス山脈とその周辺にある標高2400〜3600メートルの山地には、直立二足歩行する獣人「アルマス」の目撃報告が数多く残されている。約15センチの赤い毛で全身をおおわれた獣人の身長は、1.6〜2.2メートル。体重は200キロ程度と推定される。その顔つきは類人猿そのもので、足は短く、両腕が異様に長いという。目撃報告には共通点が多く、一貫性があることから、実在の可能性が高いといわれる獣人だ。
 このアルマスは「ロシアン・イエティ」とも呼ばれ、13世紀頃から目撃報告がある。“ヒマラヤの雪男”イエティの同類とも考えられているが、彼らの間には決定的な違いがある。アルマスには、人間と暮らしていたという記録が、当地にいくつも残されているのだ。
 1850年代には、全身が赤褐色の体毛で覆われた身長1.9メートルのメスの獣人が、旧グルジア(現西ジョージア)とロシアの間のコーカサス山脈で発見され、捕獲されたという記録がある。捕えられた“野生の女性”はザナ(ザナはジョージア語で黒という意味)と名付けられ、アブカズ自治共和国のトキナ村で人々と寝食を共にしたという。
 オックスフォード大学の科学者で遺伝子工学の権威ブライアン・サイクス教授の調査によれば、ザナは「とがった杭に囲まれた穴」に閉じ込められ、人から人へと売り渡されている。そして、そうした暮らしの中で、彼女は話すことこそできなかったが、自分の名前は理解できるようになっていたようだ。
 そればかりではない。彼女は、野生の血をひく“子孫”も残していたのだ。
 ザナは平らな額に赤い目、体毛におおわれた長く力強い腕を持ち、肉体的なパワーは強大。50キロもある穀物袋を片手で運び、走っては馬を追い抜かし、高潮のときでもモスクワ川を泳いで渡ったというから驚きだ。
 野生動物そのもののザナであるが、地元の男たちをそそるたまらなく魅力のある尻と豊かな乳房をもっていた。そして、ザナは酒を飲むと性欲が増して淫らになる悪癖があった。それを知る男たちは彼女にワインをたらふく飲ませては、彼女を“もてあそんだ”という。怪物との交わりを娯楽として望む輩が大勢いたのだ。こうしてザナは、2人の男の子と2人の女の子を産むことになる。
 最終的にザナは地方の名士エッジ・ジェネバの召使として買われていったというが、息子のクイットは生涯をトキナの村で暮らし、70歳になる直前に死んでしまった。クイットも大柄な体格で、身長は1.9メートル。母親と同じく灰色味を帯びた肌をしており、カールした髪の毛をしていた。唇も、同様に分厚かったようだ。
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▲ザラの息子のクイット。彼もまた、信じがたいほどの怪力の持ち主だったという。▲ザラの孫娘。特徴的なくちびるなどに、ザラの血筋を見ることができる。

DNA検査で判明、ザナはヒト科生物ではなかった!?

 獣人研究家たちはザナがアルマス、もしくはイエティの同類と考えているが、彼女は1890年に死んでしまい、写真も残されていなかったため、これまで確認の手立てはなかった。
 しかし、獣人の調査を長年続けているロシアのイゴール・バルツェフが、ザナに関する有力な情報を入手している。彼は、ザナが住んでいたトキナ村で、ザナと息子が埋葬されているという墓地を発掘した人物だ。このとき、ザナの遺骸は発見できなかったようだが、息子クイットの頭蓋骨を見つけたというのだ。
 そして2015年4月、驚くべきニュースが報じられた!
 ブライアン・サイクス教授がザナの血を受け継ぐ子孫6人の唾液と息子クイットの歯のDNAテストをした結果、予想外の事実に突き当ったのだ。ザナはコーカサスの自然の中に生息していたにも関わらず、西アフリカ系の遺伝子を持つことが明らかになったのだ。
 そして、だ。それは現存するどのグループのDNAとも全く異なっているというのだ。
 ここから推測されることは、ザナの祖先は、恐らく10万年以上前にアフリカからやってきてコーカサスに住み着いた、現生人類とは異なる存在であるということだ。つまり、ザナはイエティやアルマスのような、「未知の人類」の近縁種に属している可能性が高いのだ。
 教授が行った今回の検査は、生存する6人の子孫とザナの息子の頭蓋骨の歯から抽出したDNAによる研究結果であるため、精度は高いと思われる。やはり、このコーカサスの山中には、伝説の獣人アルマスは生息していたのだ!
 そのアルマスだが、2011年ごろから活動を活発化させている。これを受け、大規模な調査もはじまったため、正体が判明する日も近いともいわれているのだ。伝説の存在であった獣人が現生する獣人として語られる日も、そう遠くないのかもしれない。

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▲クイットの頭蓋骨といわれるもの。人間のそれよりも、下あごが堅牢であることがわかる。

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▲21世紀に入ってから、アルマスの行動は活発化している。写真は2013年11月、ロシアの森林地帯でハンターに追われるアルマス。
posted by 並木伸一郎 at 11:46 | UMA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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